「S&P500が暴落してる……売った方がいい?それともこのまま持っておくべき?」
2025年春、トランプ政権の関税ショックで株式市場が急落しました。SNSでは「米国終わり」「全部売った」の声があふれていましたね。
でも正直に言うと、僕はこの暴落で大事な決断をひとつ下しました。
売る?いいえ。追加で買う?それも違う。
S&P500からオルカンへ、乗り換えることにしたんです。
今回は、トランプショックで「1国集中の怖さ」を身をもって知った僕が、なぜ狼狽売りしなかったのか、そしてなぜオルカンに乗り換えたのか。全部お話しします。
結論:S&P500は「米国への全ベット」だった
まず結論から言います。
S&P500は「分散投資」に見えて、実はアメリカという1国にすべてを乗せているんです。
トランプ政権の政策リスク・関税問題・ドル安——これ全部が「アメリカ1国のリスク」として直撃してくる。
投資を始めた頃の僕は、そんなことを全く考えていなかったんです。
「米国最強」「歴史が証明している」という言葉をYouTubeで浴びるほど聞いて、疑いもしなかった。
暴落が来て初めて、「あ、全部アメリカに賭けてたんだ」と気づきました。
浪費家だった頃の話をします
正直に言うと、投資を始めるまで投資なんて一切やっていませんでした。
美容師時代の給料は、ほぼ全額ハイブランドに消えていたんです。ギャルソンのジャケット、カシラの帽子、トリッカーズのウィングチップ——気づいたら月の手取りが残高ゼロになっていた。
貯金ゼロの7年間でした(笑)。
ヘルニアで美容師を引退して会社員に転職したとき、初めて「将来のお金」を考えるようになりました。NISAを開いて積み立て設定を始めたのが、2024年10月末のこと。
そのときの高揚感のまま選んだのが、S&P500でした。投資を始めてまだ半年も経っていなかったんです。
トランプショックが来た日
2025年春、ニュースが流れ始めたとき、最初は「また大げさに言ってるな」くらいに思っていたんです。
でもSBI証券のアプリを開いたら、画面が赤一色でした。
含み益がみるみる消えて、気づいたら一時▲18%——含み損は十数万円に膨らんでいました。
胃がキュッてなる感じ、伝わりますか?トリッカーズを15万出して買って「これどうやって返済しよう」と夜中に考えてた、あの感覚と同じでした(笑)。
SNSは「暴落来る」「米国終わり」「全部売った」の嵐。
一瞬だけ、売ろうとしました。本当に、一瞬だけ。でもそのとき、以前読んだ本のある一文が頭をよぎったんです。
売らなかった理由——「稲妻が輝く瞬間」に居合わせろ
頭をよぎったのは、投資の名著『敗者のゲーム』の一節でした。
「投資家は、『稲妻が輝く瞬間』に市場に居合わせなければならない」
暴落のどん底こそ、相場が一気に回復する「稲妻の瞬間」が来やすい。そのタイミングで市場の外にいたら、リターンを根こそぎ取り逃す——そういう意味の言葉です。
「今が、その稲妻の直前かもしれない。」
そう思ったら、売る気が一瞬で消えました。むしろ、余裕資金でオルカンを即購入しました。暴落は怖いじゃなく、「安く買えるチャンス」に変わった瞬間でした。
あのとき本を読んでいなかったら、確実に売っていたと思います。投資において、知識って本当に防具になるんです。
立ち止まって改めて気づいたのが、S&P500は「米国株だけ」という事実でした。
S&P500って聞こえはいいですが、要はアメリカの500社だけに賭けているということ。
中学生にわかるように言うなら、「日本でいえば、トヨタとソニーと任天堂……500社の株を全部まとめて買っている状態」です。
アメリカという国が不安定になったとき、その500社全員が一緒に揺れる。
「分散してるつもりが、1国に全ベットしてた。」
これが怖かったんです。これが大事なんです!
オルカンに乗り換えた理由と手順
だから僕は、暴落の最中にオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)への乗り換えを決めました。
オルカンは日本・アメリカ・ヨーロッパ・新興国まで含めた約3,000銘柄への分散です。
アメリカがコケても、他の国が支えてくれるイメージ。
やったことはシンプルでした。
- 積み立て設定をS&P500 → オルカンに変更(SBI証券なら「投信積立設定の変更」で3分)
- S&P500の保有分はそのまま保持(売らない。ここ超重要!)
- 翌月からの積み立てをオルカンで再スタート
「S&P500を売るべきか問題」で悩む方が多いですが、僕は売りませんでした。
長期で見ればアメリカも回復する可能性が高いし、売れば損失が確定してしまう。「これ以上アメリカだけに集中させるのはやめよう」という意思決定であって、今持っている分を捨てる話じゃないんです。
乗り換えて1年後の現在地
正直に言うと、劇的なリターンの差はまだ出ていません。
でもメンタルの安定度が全然違うんです。
以前は何かニュースが出るたびに「アメリカ大丈夫か……」とビクビクしていました。今は「まあ世界全体で持ってるし」という感覚があります。
数字で一番実感したのが、投資アプリを開く回数の変化です。
S&P500だけの頃、1日に十数回はアプリを確認していたんです。
「今いくら?また下がってる?」って(笑)。今は1〜2回、それも習慣で確認するくらい。
投資って、利回りより精神的なコストのほうが大きかったりしますよね。
夜中に含み損を眺めながら「売るべきか……」と悩むくらいなら、
最初から「世界全体に分散」という選択肢を知っておくべきでした。
これを早く知っておきたかった、というのが正直な気持ちです。
まとめ
今回のポイントを整理します。
- S&P500は「米国への1国集中」——トランプショックでそのリスクを身をもって知った
- 暴落で売らなかった理由は『敗者のゲーム』の「稲妻が輝く瞬間に居合わせろ」という言葉
- むしろ余裕資金でオルカンを即購入——暴落は「安く買えるチャンス」
- S&P500 → オルカンへの切り替えは、積み立て設定を変えるだけで完了
- S&P500の保有分は売らずにそのまま保持が正解
- 投資アプリを見る回数が1日十数回 → 1〜2回に。メンタルの安定が一番の変化
浪費家だった頃の僕が「投資」の「と」の字も知らなかったように、
今のあなたが「1国集中のリスク」を知らなくても、それは全然おかしくないんです。
でも、知ってから行動できる人が、長期投資では絶対に有利です。
早く気づいた今日が、一番若い日ですよ😊
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